ミニスプレードライヤー S-300
次世代のラボスケールのスプレードライヤー
ミニスプレードライヤー S-300により、ビュッヒは40年以上にわたるグローバル市場のリーダーとしての地位を確固たるものにしました。これは卓越した製品設計と独自の装置機能を融合させ、優れたユーザーエクスペリエンスを提供する実験室用のスプレードライヤーです。
特徴
- ミニスプレードライヤー S-300は場所や時間に関係なく制御や監視が可能です。モバイル端末やパソコンのアプリから実験室に置かれたスプレードライヤーのインターフェイスにアクセスできます。リモートコントロールオプションにより柔軟な時間管理や処理変更への迅速な対応が可能になります。
- ビュッヒは、40年以上にわたるラボスケールのスプレードライの経験から膨大な応用ノウハウを蓄積してきました。公表されたビュッヒのスプレードライヤーに関する多数の文献や当社のスプレードライの応用に関するオンラインデータベースを検索して、ニーズに合ったアプリケーションを探すことができます。ミニスプレードライヤー S-300は旧モデルのスプレードライヤーの結果を再現できます。よって大切な作業を損なうことなく、迅速かつシームレスにこの新しい装置に移行することが可能です。
- ミニスプレードライヤー S-300アドバンスの自動モードでは、運転条件メソッドをプログラムによって自動的に実行することができます。スプレードライヤーの加熱温度や出口温度の調整、純溶媒の噴霧、試料の噴霧、純溶媒の再噴霧を行い、運転が終了したらシャットダウンします。自動モードは、特に同じ処理を繰り返し行う際の処理時間の効率を向上させます。
- 導電性コーティングを施したサイクロンにより、静電気によるサイクロン内壁への試料の付着が抑えられるため、スプレードライにおける試料のロスが低減します。
- 実際の運転条件をメソッドとして保存して繰り返し実行できるため、時間を節約し手間を省くことが可能です。また、S-300には複数のメソッドを保存して実行させる事も簡単にできるのでさらに便利です。
- ミニスプレードライヤー S-300による全ての運転記録は、装置に記録・保存されます。ボタンを押すだけで処理データを含むPDFレポートや.csvファイルが作成されます。
- ミニスプレードライヤー S-300は、出口温度と最終製品温度の両方を監視できるので試料への熱影響についてより多くの情報を得る事ができます。この情報は、噴霧乾燥において特に熱に敏感な試料を保護するために役立ちます。
- ミニスプレードライヤー S-300では、ガスの噴霧、乾燥用の熱風、ポンプ速度などすべてのパラメータが動作設定値ではなく実測値で管理されシステムが自動的に調節します。この機能により、処理の再現性を最大限に高めることができます。
- ミニスプレードライヤー S-300はイナートループ S-395と組み合わせることで、有機溶媒を含む試料のスプレードライを安全に行うことができます。不活性な窒素ガスを乾燥ガスとして循環させ、溶媒の蒸気は冷却凝縮して回収します。安全のためにシステム内の酸素濃度とガス流量は常にモニタリングされます。
Compare the ミニスプレードライヤー S-300
関連パーツ/アクセサリー
ダウンロード
- Technical Data Sheet Mini Spray Dryer S-300(pdf)
- Technical Data Sheet Ultrasonic package model 2019 and later(pdf)
- Product Brochure Mini Spray Dryer S-300 ja(pdf)
- Operation Manual Mini Spray Dryer S-300 ja(pdf)
- Installation Manual Mini Spray Dryer S-300 in closed mode with Inert Loop(pdf)
- Installation Manual Mini Spray Dryer S-300 in closed mode with Dehumidifier and Inert Loop(pdf)
- Installation Manual Mini Spray Dryer S-300 in open suction mode(pdf)
- Installation Manual Mini Spray Dryer S-300 in open pressure mode(pdf)
- Configuration guide S-300(pdf)
- Pre-Installation Checklist Mini Spray Dryer S-300(pdf)
関連製品
関連のコース&トレーニング
アプリケーション
あらゆる種類の応用に対応できる比類なき柔軟性
電池
実験室規模の噴霧乾燥は、電池研究における電極材料の製造に有用な技術です。粒子径や粒子形状を精密に制御できるため、電気化学性能が最適化された電極の作製が可能になります。噴霧乾燥法により、微細かつ均一な粒子を生成でき、高性能電池の開発に貢献します。また、導電性や電気化学的安定性の向上など、優れた特性を備えた電極材料の開発を促進します。電池研究において実験室規模の噴霧乾燥法を活用することで、エネルギー貯蔵技術の発展を促し、さまざまな用途に向けた高効率かつ高信頼性の電池開発に貢献します。
バイオテクノロジー
用途:細胞、細菌およびタンパク質のカプセル化、細胞移植、生体変換 方法:乾燥、液体のカプセル化、固体のカプセル化、微粉化、細胞のカプセル化 使用機器:ミニスプレードライヤー S-300、カプセル化装置 B-390 / B-395、凍結乾燥機 L-210 / L-250
化学品/材料
実験室規模の噴霧乾燥は、化学および材料科学分野において、幅広い材料の製造に利用される汎用性と効率性に優れた手法です。近年では、ナノ材料、塗料・コーティング、触媒といった分野への応用が注目されています。 その一例が、ナノ材料の合成における実験室規模の噴霧乾燥の活用です。この技術により、粒子径、粒子形状、および組成を制御したナノ粒子やナノ構造材料の製造が可能となります。これらの特性を調整することで、機械的強度や導電性の向上、さらには目的に応じた表面機能を備えた先端材料の開発が可能になります。 噴霧乾燥は、塗料およびコーティング材の製造にも活用されています。微細かつ均一な粒子を生成することで、色調、耐久性、塗膜形成性などの特性向上に貢献します。これにより、性能および機能性に優れた高品質な塗料・コーティング材の開発が進められています。 さらに、実験室規模の噴霧乾燥は触媒開発においても重要な役割を果たしています。粒子径、組成、および比表面積を制御することで、効率的な化学変換や環境分野向けの触媒の設計・最適化が可能となります。 このように、化学および材料科学分野における実験室規模の噴霧乾燥は、ナノ材料、塗料・コーティング、触媒分野において新たな展開を見せています。これらの動向は、先端材料、高性能コーティング材、および高効率触媒の開発を促進し、さまざまな産業におけるイノベーションを支えています。
化粧品
用途:化粧品、香料 方法:乾燥、液体のカプセル化、固体のカプセル化、微粉化 使用機器:ミニスプレードライヤー S-300、カプセル化装置 B-390 / B-395、凍結乾燥機 L-210 / L-250
食品
用途:添加物のカプセル化、徐放性製剤、ニュートラシューティカルズ、機能性食品、香料、ビタミン、タンパク質、プロバイオティクス、果汁濃縮物、粉乳 方法:乾燥、液体のカプセル化、固体のカプセル化、微粉化 使用機器:ミニスプレードライヤー S-300、カプセル化装置 B-390 / B-395、凍結乾燥機 L-210 / L-250
医薬
実験室規模の噴霧乾燥は、製薬業界においてさまざまな医薬品の製剤設計および開発に用いられる重要なプロセスです。液体の溶液や懸濁液を噴霧・急速蒸発させることで乾燥粉末へと変換します。この技術には、安定性の向上、生物学的利用能(バイオアベイラビリティ)の改善、取り扱いの容易さなどの利点があります。 近年、製薬分野における実験室規模の噴霧乾燥では、いくつかの注目すべき動向が見られます。その一つが、固体分散体の製造への応用です。固体分散体とは、薬物を固体マトリックス中に分散させた製剤であり、薬物の溶解性および溶出速度を向上させます。噴霧乾燥により、薬物が均一に分散した固体分散体粉末の調製が可能となり、薬物送達性能と有効性の向上につながります。 もう一つの動向として、吸入製剤の開発への応用が挙げられます。この技術により、吸入に適した乾燥粉末製剤の製造が可能となり、呼吸器への標的送達を実現します。吸入製剤は、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患の治療において大きな利点をもたらします。 味マスキングも、実験室規模の噴霧乾燥における重要な用途の一つです。不快な味を持つ薬物を味マスキング粒子に封入することで、経口製剤の服用しやすさを向上させることができます。噴霧乾燥により、薬物を味マスキングコーティング内に封入することが可能となり、特に小児および高齢者における服薬アドヒアランスの向上につながります。 さらに、実験室規模の噴霧乾燥は徐放性製剤の開発にも広く活用されています。薬物を徐放性マトリックスに組み込んだり、マイクロスフィアやナノ粒子に封入したりすることで、長期間にわたる制御放出が可能になります。これにより、投与設計の最適化と患者の利便性向上が実現されます。 このように、製薬分野における実験室規模の噴霧乾燥では、固体分散体、吸入製剤、味マスキング製剤、および徐放性製剤の開発が重要なトレンドとなっています。これらの技術は、溶解性の向上、標的送達、服薬アドヒアランスの改善、および薬物放出プロファイルの最適化を実現する新規製剤の開発に貢献しています。