廃水中の鉱物油および動植物油脂

Standard Methods AWWA 5520による、廃水中の鉱物油および動植物油脂の測定
廃水中の鉱物油および動植物油脂
本アプリケーションノートには、Standard Methods 5520 part D(ソックスレー抽出法)による、廃水中の鉱物油および動植物油脂の測定法を記載しています。「鉱物油および動植物油脂」は、溶媒に溶ける物質として回収したすべての材料と定義します。したがって、類似の物理的性質をもつ化合物(硫黄化合物、有機染料、クロロフィルなど)も一緒に測定されることがあります。廃水サンプルを塩酸で酸性化し、抽出ユニットE-816 SOXを用いたソックスレー抽出法で抽出します。抽出物を重量が一定になるまで乾燥させたあと、抽出物量を重量測定法で測定します。本アプリケーションノートは大半の工業廃水のほかに、生体脂質ならびに鉱物中の炭化水素に適しています。85 ℃以下で気化する低沸点の物質には適していません。本アプリケーションノートでは、ヒマワリ油(認定された基準材料)を添加した蒸留水を使用しました。ブランクも測定しています。

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